お局様と自己愛のいない世界に転生したいです。

今まで出会った強烈なお局様たちの記録。被害者の傾向と自分なりのパワハラ対策。

いわゆる腰掛け既婚OLな人の生活がうらやましい…

結婚したら幸福になる人と、残念ながら不幸になる人に分かれます。
……ずっと独身だったら、結婚できただけで幸せ、と思う人が多いですが、モラハラDV借金犯罪者等のクズが伴侶になったら、地獄です。まだ貧乏でも独身のほうがマシなぐらい。

結婚したことをすごく後悔した人は他人に話しても、ドン引きされるのがわかっているので(というかついしたらされた……。そう、私は経験者・涙)、過去の話はあまりしません。
周囲に愚痴るぐらいなら、なんとかやっていけるほどほどの生活だと、私は思っています。

 

タイトルの話ですが、10年前の話題になります。
ある職場には子なしの既婚者の方がいて、旦那さんがエリートらしく、お金に困っていないんですよね。外食、旅行、買い物に不自由しない生活をしているのが、世間話のはしばしから感じられます。

以前、同じように、「私は派遣社員なのに、こんなことまでするの?」と愚痴っていた、同僚がいました。その人はとっても穏やかでいい人なんだけど、旦那さんが高給取りでバブル時代を知っているためか、いわゆる派遣社員の仕事=命令された作業やかんたんな雑用、と思い込んでいたようです。

バブル時代OLだったその同僚の昔の仕事内容をきいてみたら、もうあまりの境遇の違いにびっくり。
だって、正社員なのにする仕事といえば、コピー取り、お茶くみ、買い物、雑用、電話番。もう少しできる人はワープロで清書。
しかも月給の手取りが20万円超えてて、きちんとボーナスもあったっていうんだから、驚きです!

……しかしその境遇も、バブルが弾けて回復しなかったおかげで、三十路にさしかかるころにリストラされて終わります。
ほかにもバブル時代OLだった人がいて、寿退職できた人はいいけど、独身のままだった人は仕方なく派遣社員をしていました。その人の話もやっぱり、似たりよったりの仕事内容。

バブル時代、社内結婚したら、旦那さんは大企業務めで安定してるから、共働きといっても腰掛けOL時代そのままの気分で働けるのが、うらやましいですね……。
私なんて就職しようとしたその年に一気に不景気になって、事務職の女子採用がほとんどなく、仕方なく販売業してたのに。中小企業だから薄給で、残業代無しだった。毎日、3時間も残業したのに、手取り13万円なかったですよ。

しかもブラック会社で、バブルに就職したシングルマザーがお局で君臨していて、部署異動をしたその日からいじめられました。
ギズモ様のほうがまだかわいいぐらい、壮絶な嫌がらせにまいって、半年たたないうちに退職。その後、転職がうまくいかず、どうにか派遣社員になって、その後契約社員になったという経緯です。

今は派遣社員でも仕事選び放題のためか、少し嫌なことがあったら、辞める人がいっぱいいるのが隔世の感。
90年代後半から2000年代まで、ずーーーーっと派遣社員ですら、まともな仕事がなかったです。経験者のみばかりの募集。で、経歴がなかった私が紹介されるのは、コールセンター系の仕事ばかり。もしくは介護系。
体力ないし、話すの苦手なのに、それしかないから、しばらく引きこもりになってしまい、でも無職するわけにいかず、苦手な接客業をしていました。

今はなんとかデスクワークですけど、それもいつどうなるかわからないのが不安ですね。
こういう時、高給取りで経済DVをしない旦那さんがいたら、人生楽勝だよな、と羨ましいです。
だからといって、ひがんで意地悪するようなお局のような人は最悪だ。ああいう妖怪だけにはなりたくない。

 女性が社会進出しづらいのは、体力や妊娠出産といった性差はもちろんですが、それだけでなく、自立して生きることがまだ難しいからかもしれません。
いくら仕事でがんばっても、高収入の旦那さんがいる女性のほうが、ずっと生きやすいですし、独身のように見下されることだってありません。

……お局様たちだってやっていることは人権侵害やパワーハラスメントそのものでも、「お局様だから仕方ない」で、片付ける会社の存在が、まだまだ男社会を物語っています。
セクハラだとすぐ騒ぐお局様を恐れて、女同士の揉め事として見られるのは、本当に不愉快だし、理不尽そのものです。

昔だったら嫁姑問題みたいなものですね。あいだに入る夫がどっちつかずの事なかれ主義だったら、不幸な結婚生活まっしぐらです。