お局様と自己愛のいない世界に転生したいです。

今まで出会った強烈なお局様たちの記録。被害者の傾向と自分なりのパワハラ対策。

自己愛性人格障害 U美の記録

はじめに。1990年代末ごろの記録です。

U美とは学生時代、ちょっとした程度の知り合い。友達の友達でときどき話す程度。
卒業して5年後、街で偶然、U美と再会したことから、彼女と親しくなりました。
そして共通の友人二人も加わり、それから一年間、グループで遊びに行くことが何度かあったのですが、だんだんおかしな方向に。

当時、U美は某大手企業に勤めていたのですが、体調不良で休職していました。休職といってもうつ病だから、街へでかけたり遊んだりすることは平気だったのです……?
そのころは私もうつ病に関してはよく事情を知らなかったので、うつ病なのに行動的なことに疑問を持ちませんでした。ただただ、友人たちとU子の「かわいそうな話」を一方的に聞かされ、同情したのです。

U美がうつ病になった原因は、職場の上司のイジメ――パワーハラスメントだったそうです。無理な量の仕事を押し付け、同僚達のいる前で作業が遅いのを罵倒。
それにU美は障害者で、仕事が遅いのもそれが理由だと、上司に言われていたとか。
さすがにこれはひどい、と私は思ったのです。
だから涙して恨みつらみを話すU美を慰めました。つらかったよね、ひどいよね、と。

そして彼氏とうまくいっていなかったU美は、クリスマスを友人同士で過ごそう、と言ってきたり、でも合うたびに仕事だけでなく、学生時代の友人にもひどいことをされているのだとも、泣いて話しました。彼女が言うには「みんな結婚しているのに、私だけしていないから、そのことでバカにされる!」と。
そしてK子の赤ん坊のことを「K子らしいわね。だからあんないつまでたっても首が据わらないようなバカ息子が生まれたんだよ、あはははは」と、罵倒。
さすがにこのころになってくると、私も友人もちょっと変だな、とは思うのですが、よほどひどいことをK子がしてきたから、U美もストレスがたまっているのだろう、と考えたのです……。

うまくいっていない彼氏のことでも、「私に障害があるから、結婚してくれないのよ。家事がうまくできないでしょ」と泣くのです。
とにかくいつも「男、結婚、金、グルメ」の話ばかり。自己愛気質の人って、本能的で浅薄な人ってイメージがありますが、たしかにT子もU美も指摘そのままです。

そのうちU美は私が趣味でテレビゲームをしていることを知ると、「さすが師匠はちがうね!」と茶化すように。。
で、極めつけは仕事を探しているころも「だったらゲーム会社に就職すればいいじゃない!」とまるで他人事のようなアドバイス。(そっちの話は親身で聞いたのにそれはないよ?)そんなのプログラムの勉強もだし、年齢もあるから無理だよ、と教えても「師匠ならできるよ、オタクじゃん」。で、極めつけは「ソープ嬢になれば?私子レベルでも50万円は稼げるよ!あたしは障害者だから無理だけどね。羨ましいじゃん。あははw」。タチの悪い冗談で、ムカムカしました。
で、ことあるごとに「ゲームの達人」(上手くないのに、ゲーム=オタクという価値観がU美にはある)、と大勢の前でも言うようになってきて、私はうんざりしたのです
それでも仲良くしてくれるんだし、とも思い、遊びの誘いも断りませんでした。

でもU美が誘ってくれた合コンで、もう彼女とは距離を置くことに。だって一緒に買いに行った服を着ていったのに、開口一番「センスすごいね。うわ、ラメのピンク系? 恥ずかしくない?」と言われたこと。
だって、そっちが「前に買った服来てきてね」と言ったから。そもそも私はかわいい系の服は似合わないから買わないのに、「絶対そっちがいいよ!かわいい」と押しまくったのはそっちだろうに(怒)
こっちがとても恥ずかしかったし、メンバーとはまったく話が合わず(やっぱり軽い系の面子……)、終始無言だった私。二次会は参加せずにさっさと帰宅しました。きっと、場違いな私のことを面白おかしく話して楽しんだのだろう。

そのあとも、断ったのに、また合コンに連れて行かれて、今度も似たような面子だったし、おまけに口が悪い連中で「おまえのような女は合コンに来るな。もっとしゃべろ。スカート履けよな」と説教までされる羽目に……。
さすがにカチンと来たので「あ、そう?」だけ言って、あとは無視してました。

一方のU美は楽しそうにしてて、私のことをここでも「ゲームの達人」と紹介しては、オタクといって見下したような発言。合コンで言うようなことじゃないだろうに。
U美はかわいくて話術もたくみだから、どこへ行っても女王様扱いされては、付き合おう、と言われるのもなんだか、別世界の人みたいでした。
で、結局、帰ってから情けなくて、寝込んでしまいました。

U美とは金輪際、会うつもりがなかったから、携帯へ電話がかかってきても取らず。そうしたら、家の固定電話にかけてきて、一方的に「今度、インテリアコーディネーターの資格を取ろうと思うの?私子ってそういう学校行っていたよね?」と。
だから言い返して「この前は簿記って言ってなかった?それにU美、私があの学校へ行っていることを話したら、授業料ぼったくりの詐欺学校でしょ?ってバカにしたじゃない?それなのに、同じ学校へ行くの?」。
そうしたら怒鳴り出して、わけわからんままに電話を切られました。で、共通の友人に私の悪口を言ったみたいで、後日、友人から電話があって、事情を話したらわかってくれたのが救いです。
だって、彼女は素直な人だったし、U美のわがままに振り回されて同じようにうんざりしかけていたから。

U美が特に怖いのは、自己愛もだけど、障害者(鬱病)でもあるんで、なんらかのきっかけで「差別された!」と言われると、こちらが何も言い返せなくなること。
だから距離を置くしかないのです。実際に、うまくいかないことがあるたび「障害があるから云々……」と言っていたU美でしたから。
あと口癖のように「いつか訴えてやる」と元上司のことを罵っていたこと。これで敬遠されないほうがおかしいと、普通の人なら思うんですが。普通じゃないから、いつまでたってもわかんないんだろな。

あとすごいのはうまくいかない彼氏がいるのに、別れない状態のまま、あれだけ文句を言っていたはずのK子から紹介された男性と、出会って三週間で結婚したことです。
……おまえはいったい、何がしたいんだ???
その後はどうなったのか、まったく情報が入ってこないのでわかりません。知りたくもないけど。

私はここで縁が切れたのですが、とてもお人好しな友人I子はさらなる被害に巻き込まれていました。
あとでいろいろ聞いた話を紹介。

健康食品や石鹸をすすめられて、あるセミナーへ。それは典型的なマルチ商法。でもお人好しなI子はすっかりその気になってしまい、ローンを組んでセットを購入。そして会員を獲得してキャッシュバックを得るために、U子とともに健康食品の営業を副業に。
でも誘ったはずのU美はI子が商品についての疑問をきいたら、逆ギレして「どうして私に聞くのよ!もう知らない!」と言ったそうです。満員電車のなかで大声で……。

その後、しばらく疎遠になるものの、再就職した生命保険会社のノルマを達成するため、I子のもとへやってきたU美。名義貸しを頼み、人のいいI子はここでもまた同情してサイン。
そうしたら数ヵ月後、生命保険会社の調査員がやってきて、I子にいろいろ話をきいてきたとか。なんでもU美は空契約だけしていて、自腹で保険を払ったあとすぐに自分で解約を繰り返していたとか。犯罪的な香りがする話に、私はびっくりしたけど、深入りしなくてよかった……とも思いました。

最終的にI子は働いていた職場をやめて、夜逃げ同然に引っ越しました。理由は健康食品を同僚に勧めたのはいいけど、金額がかなり高価なので、(80万円!)、なんらかのトラブルに発展しかけたそうです。クーリングオフしたくてもさせてもらえなかったのかな?
詳しいことは聞いてないのでわかりませんが、U美が発端なのはまちがいないです。

そういえばU美は言っていました、I子のことを「純粋だよね(笑)」と。
ちなみに私のことは「怖い人だよね」と言っていたとか。
自己愛って、ターゲットを純粋(だましやすそう)⇒怖い人(思ってたのとちがったor理由もなく怒る人)へと二極化分類する特徴もあります。これもまたT子もだけど、U美もそのまま……。

あと、U美は元同僚に「ひょっとして人格障害?」と言われたことがあるそうですが、彼女はそれに対して「人権侵害だ!」と激怒していました…………。自覚がないんだ。だから余計、恐ろしい。

※過去に別ブログで公開した記事を再掲しました。